saku_aj の憂鬱な毎日

日頃思っていること、感じていることを書いていきます。趣味のことも

「人より頑張るなんてことはとてもできない」

2019/3/22 に、イチローがとうとう引退してしまいました。 プロ野球を見るきっかけとなった、イチロー松井秀喜がとうとう引退してしまいました。 0:00 から始まった引退会見を見ましたが、心に響くことがたくさんありました。 その中でも、「人より頑張るなんてことはとてもできない」という言葉がすごく刺さったのでこれについて考えていきたいと思います。

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私は新卒でエンジニアとして従事していますが、新卒1年目は自分がどれだけできるようになっているのか、その確認を他人と常に比較していました。 正直めちゃくちゃ苦しかった。

どんなにやっても、比較対象の人たちも毎日努力をする(はず)なので、差は全然埋まらない。常に嫉妬と自分に対する能力のなさに絶望していた毎日でした。

2年目序盤に、適応障害となり半年間の休職をしました。(休職中の話は割愛) 適応障害になって、初めて他人と比較することをやめることができた気がします。

イチローのコメントを引用

先程もお話ししましたけど、人より頑張るなんてことはとてもできないんですよね。あくまでも計りは自分のなかにある。それで自分なりに、その計りを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日か『こんな自分になっているんだ』という状態になって。だから、少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないというふうに思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと考えているので、地道に進むしかない。進むだけではない。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので、でも自分でやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは、正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので、そうやって自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね。それを見た時に、ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと……それはうれしかったです。そうだとしたらすごくうれしいですし、そうじゃなくてもうれしいです

この言葉が、自分がいかに間違った思想だったかを感じさせる言葉でした。

あくまでも自分の測りで、昨日よりも成長したかどうかを見る。他人と比較してもそれは無意味でいいことは何も生み出さない。嫉妬などの負の感情を生み出してしまって、それで自分の首を締めてしまう。

一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと考えているので、地道に進むしかない。

一気に高みを行こうとして毎日頑張っていきましたが、さすがにやりすぎは爆発してしまいますね。どんなに頑張っても成長スピードは各々で違う。地道に毎日、今日の自分の成長を喜んで、また明日の生きる糧にしていくことがベストですね。

ただ、適応障害になりながらも、毎日頑張ってきたことは事実です。 そのおかげで、今新しい産業に従事できるようなチャンスに巡りあうことができました。 少なくとも、新卒1年目の自分とは全然違う自分がいます。それだけでも充分にすごいことではないかと思い、これからのエンジニアとして生きる道を模索していきたいと思います。

まぁ、他人と比較することをしないためにも、今は勉強会などの外部と関わるようなことをしないようにしていますが・・・(そこはちょっとマイナスかな)

外部の人と積極的に交流して、自分の立ち位置を他人と比較して確認しているひとは少なからずいると思います。 確かにそれは大きなエネルギーになるのかもしれませんが、どこかでガタがくると思っています。 一度立ち止まって、自分を見つめ直して、今日の自分と明日の自分を比較することで自分に自信を深める方向になっていればなって思います。

もちろん、これは今後の自分にも言えることです。