愛着障害を克服したい
愛着障害~子ども時代を引きずる人々~読了
感想
自分自身に思い当たることがたくさんありすぎて、正直読みながらめちゃくちゃ苦しいなと思いながら読んでいました。 愛着障害にも種類があり、それぞれの種類によって、対人関係や個々の考えにどのように影響を与えるのかを解説しています。また、実際の偉人も愛着障害として認定できる人が結構いて、その実例をあげながら実例をあげているので理解がしやすくなります。
ただ、あまりにも偉人の紹介(実例)が多すぎて、正直途中でダレました。その偉人のバックボーンから解説したりするので、偉人の実例がこの本の半分を占めていたんじゃないかと思います(体感)
愛着障害について理解を深めようとしている読者にはいい本かもしれませんが、愛着障害に悩んでいる当事者が読むと、正直ページ数稼ぎではないのかと思うぐらいには分量のかさ増しに感じる本だったなと思いました。 1/3 読み終えたぐらいからは、偉人の名前が出てきたら基本スルーで。
本を読んだあとにこれまでを振り返って
どういうところが思い当たったのか
親に認めてもらうため、いい顔をする部分が特に響きました。
沖縄の長男として生まれ、親戚の中でも一番はじめの子どもであり、一番期待をかけられていたと思っています。 名前も知らない親戚や親の友人など、小さい頃からたくさんの人に初のこどもとしてたくさん接してきました。 そのおかげか、私自身は人見知りをすることがない性格となりました。
昔からですが、地方ではこどもの期待の言葉として「立派な公務員になれよ」とよく言わました。(これは沖縄だけじゃなくて他の地方もだよね?) 親や親戚、大人から言われることを忠実に守る子が良い子であると自分の中で解釈していていました。
ただ、このときから悪い癖もついています。 大人に合わせることを子どもながらにしていて、空気を読んで、自分がどう動けばうまくこの場が回るのかを常に考えていました。 そのようなこともあったからなのか、私は反抗期も特にありませんでした。
いわゆる「良い子」をしてきました。
高校時代に爆発
このときからメンタルがおかしくなったことを今でも覚えています。 たくさんの女性に「愛」を求めていました。 当時は、親から「無償の愛」を受け取っていなくて、「良い子であることで受け取れる愛」と思ってすごしていたんじゃないかと思います。
克服方法
この本に書いてあった目次から抜粋
安全基地となる存在 幸いにも、少人数ながらこのような存在が居ます。 なんでも話せるような友人はとても貴重です。 東京でなかなか友人ができなくて悩んでいますが、唯一のなんでも話せる友人もできたのでなんとかなるのかな
傷ついた体験を語り尽くす
- 過去との和解
- 自分が自分の親になる このブログがこの3つの役割になるのかなと思います。 もちろん、話しにくいことも結構ありますが、特に隠すつもりはないので、語るべきときが来たらブログに書くと思います。
読了したあと、愛着障害をどのように克服したかインターネットで調べてみましたが、引っかかったものを引用。
そこで結論。「愛着障害」を克服するには。祈り。祈りしかありません。祈って、祈り続けて、祈りに没頭する。これが「宇宙」から抱かれることを実感する最大の秘訣です。
最近安全基地となる人から「祈り」という言葉を耳にしました。まさか愛着障害で「祈り」が出てくるとは思ってもいなく引っかかりました。
正直、この「祈り」は自分でもまだ噛み砕くことができなくて、どのように説明したらいいのかわかっていません。
ただ、少なからず言えることは、今生きていること、「自分自身が生かされている」ではなくて、「自分自身で生きている」ことを毎日感謝することで、今の自分を見つめ直すことができるようになるのかなと思っています。
そういう意味でも、このブログを書き続けることが、自分が生きているという証になり、これからの人生をより良くしていく行動として「祈る」ことをしていきたいと思います。